過去ログ - もしもあの時綾波レイの怪我が本編より少しだけ軽かったら
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(SSL)
[saga sage]
2014/06/11(水) 01:08:37.53 ID:94/FNOZl0
シンジ「僕が綾波と知り合いだってわかったらさ、綾波が休んでる間のプリント、届けてくれって」
カバンから紙の束を取り出すシンジ
シンジ「綾波が怪我してるって言ったら、お見舞いに行きたいって、委員長が――」
ヒカリ「ごめんね、綾波さん。こんな大ケガしてるなんて知らなかった。体、大丈夫?」
レイ「問題ないわ」
ヒカリ「学校のことで困ってることがあったら、なんでも言ってね」
腹蔵の無い笑みを浮かべるヒカリ
レイ「あ…ありがとう……」
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==== 夜 レイの病室 ====
明りの消えた室内 目覚めているレイ
レイ(『ありがとう』……感謝の言葉……)
天井を見つめているレイ
レイ(あの人にも言ったこと、ないのに……)
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==== 第壱中学校 渡り廊下 ====
ガシッ……ドサッ……
倒れているシンジ
苦々しげにシンジを見下ろして踵を返すトウジ 続くケンスケ
シンジ(知らなかった……そんなことになってたなんて……)
雲が流れる空を見上げている
シンジ(どうしたらいいんだ……僕は――)
聞こえてくるトウジたちの声
トウジ「な、なんや!」
ケンスケ「あ、綾波!?」
はっとして上体を起こすシンジ
校舎に戻ろうとしていたトウジとケンスケの前に立っているレイ
右腕を吊っている
レイ「なぜ、殴るの」
トウジ「な、なんでて――」
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