5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 00:29:16.67 ID:sTdQO3Nzo
……ま、待って!
その子の背中を追って行くうちに
だんだんと人気のない校舎の裏の方へと進み
気付けば日差しも陰る位置まで来てしまっていた
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 00:33:04.64 ID:sTdQO3Nzo
「……」
無言のまま、立ち去ろうとするその子
僕は咄嗟に出した腕で、それを阻む
自分でもびっくりするほどに俊敏で、無意識のうちの行動
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/12(木) 00:34:02.52 ID:sTdQO3Nzo
続く
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/12(木) 00:55:21.91 ID:PRc0qLmHo
期待
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/12(木) 09:35:19.35 ID:BcMr/7n3O
屋上さんの人?
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/12(木) 12:14:43.24 ID:+3JEUDTvO
どこがだよ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 12:51:07.84 ID:sTdQO3Nzo
自分の腕に、自分のものとは思えぬ力が加わり
目の前の対象を逃がさないように、ギリギリと締め上げる
「がっ……ふ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 13:04:35.70 ID:sTdQO3Nzo
「……」
ゆらり、と女の子が立ち上がる
僕はビクリと肩を震わせて、後ずさる
逃げようかとも思えないほどに、足が竦んで動けない
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/12(木) 18:12:48.45 ID:jmMdQBSKO
おつ?
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 23:36:10.98 ID:sTdQO3Nzo
……
結局、昨日は一睡も出来なかった
浮かんでは消えるあの子の最後の言葉が、あなたを眠りに落ちるのを妨げるのだ
また、と彼女は言った
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