過去ログ - 【アイマス】千早「わたしのこころの歌」
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15: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/15(日) 04:13:18.40 ID:suqaYbVh0
「そうだな、特に女性に求める事は無いが、うーむ、タイプの女性か」

「あまり考えた事ないけど、やっぱり一緒にいて楽しい女性とか、かな?あとは、独り身は淋しいし、帰ったときに安心出来るような、おかえりって言ってくれるような人かな。ははっ、ちょっと気持ち悪いか」

「い、いえ!全然、そんな事ないです」
以下略



16: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/15(日) 04:16:20.61 ID:suqaYbVh0
「そんな事は無いさ。誰もお前の事をそんな思ってないよ、お前のファンも・・・無論、俺もな。おっと、俺はそろそろ営業に行かなきゃならんから、じゃあな」

「あっ、あの!プロデューサー」

「ん?」
以下略



17: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/15(日) 04:20:05.82 ID:suqaYbVh0
〜 〜〜

「ただいま」

返す声は無い。千早にも言った事だが、独り身は辛い事だ。恋人が居ない方が、独りの方が気楽で良いって考えも昔はあった。しかし、仕事をそれなりにこなせるようになったからだろうか、自分を見つめる機会が増えると、時間に追われていたそれまでと違い、多くの物が見えてきた。その中で、このままずっと独りなのかと思うと、何とも言えない気持ちになるのだ。
以下略



18: ◆ZzDAkqHktA[sage]
2014/06/15(日) 04:22:12.21 ID:suqaYbVh0
今日はここまでなんですよねぇ。
あと鬱って言ったけど誰かが死ぬとかは無いのでご安心を。それと>>1に千早がヤンデレとか書いてますが見直すとそんな感じなかったです。ヤンデレ好きの人すいません。


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/15(日) 10:19:35.05 ID:2gytLo5i0
期待


20: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:27:19.05 ID:xNvJ+kma0
〜〜

お互い変えると独り身だった事からなのか、おかえりとただいまの奇妙な応酬は気付けば習慣になっていた。慣れていた今では、よっぽど遅くまでの残業でない限りこちらからただいまというと千早からおかえりなさいとメールが返ってくるようになった。

きっと千早も淋しいのだろうか、この奇妙なやり取りは少なくとも俺の孤独は和らげてくれる。尤も、これで千早に対して変な感情が芽生えたりはしないし、仕事上の一線を越える事は無い。千早はプロとしての自覚を他のアイドルの皆より早く持っていた。それは、金を稼ぐ事や愛嬌を使いこなすような意味でのプロではなく、自分の立場を分かっているという意味でのプロである。
以下略



21: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:28:14.89 ID:xNvJ+kma0
「お、千早か。お疲れ」

今日の彼女は誰よりも早く戻ってきた。普段なら残って練習をするのが当たり前なので、仕事で付いていない時以外でこの時間に会うのは珍しい事だった。

「今日は残って練習しないのな。あぁいや、勿論それが悪い事とは言わん。休みを取る事もアイドルの仕事の内だからな」
以下略



22: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:29:00.16 ID:xNvJ+kma0
「すいません。あ、そうだ、プロデューサー」

どうぞ、と言って彼女は一枚の紙を渡してきた。歌詞の2番である。

「あぁ、出来たのか。どれどれ」
以下略



23: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:29:45.18 ID:xNvJ+kma0
成る程、言わんとしている事は分かる。彼女なりに考えてここで切っているらしい。変に悩んでいる訳ではないようなので良かった。

それにしれもこの2人、恋人同士ではないながらも支え合う唯一無二のパートナーのような関係、一番淋しい部分を互いに埋め合うような・・・奇妙な、関係。

これはまるで・・・いや、考えないでおこう。
以下略



24: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:30:30.88 ID:xNvJ+kma0
「あっ、春香。それではプロデューサー、ここで失礼します」

「あぁ、その前に1つ良いか?」

「はい」
以下略



25: ◆ZzDAkqHktA[saga]
2014/06/18(水) 21:32:01.86 ID:xNvJ+kma0
〜〜

歌詞も無事完成し、色々とスケジュールを調整したら、早速収録する事となった。千早としては、近くにあるライブまでに歌い込んでおきたいとの事であった。

千早は元々歌に心を込めるのが上手い。彼女が体験した事ならばなおさら気持ちも込めやすいだろう。
以下略



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