19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/17(火) 03:31:14.67 ID:/eWvdN5Bo
少女は大能力者になったこと、今は仲間達と仕事をしながらなんとか生活出来ていることな
どを楽しそうに話した。
特に金髪の少年とは喧嘩をしながらも映画を見に行ったりと楽しく日々を過ごしていると語った。
神父は大いに笑い、少女も笑顔を絶やすことがなかった。
少女は決して悲しいことや苦しいことは言わず、そんなことは存在したことがないかのよう
に喋っていた。神父にはそういった話題をあえて避けていることがありありとわかったが、
語ろうとしないことを無理に聞き出すことはしなかった。
どれほど話し込んだだろうか、先ほどまで笑っていた少女は下を向き、両膝の間で所在なさ
そうに手を合わせた。
「神父様、私わからないんです」
少女の瞳はどうしよもうもなく憂いを湛え、神父は今日少女が来訪した理由が語られるであ
ろうことがわかった。
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