29: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/19(木) 22:18:05.43 ID:S1wH7fTAO
白望「あ、そうだ。晴絵、お金に困ってる人知らない?」
無料でいただいた心意気の一杯を空にしたところで、思い出したように白望が尋ねた。
晴絵「そりゃ私だろ。あんた達、一体いくら私の店にツケてると思ってんの」
久「あー」
藪蛇だった。
聞こえなーいと両耳を手で塞ぎながら、晴絵に聞くなら落とし物の方でしょ。という視線を白望に送る。
白望「あー」
そっぽ向かれた。
困った風に眉を曲げているものの、見ざる聞かざる我関せず。
久「実際、どれくらい溜まってるの?」
晴絵「そうだな、見積もって30万ちょっと? 以前のあんた達は毎日のようにここに通ってたからね」
久「シロ……」
白望「……久」
2人で椅子を180度回転させ、緊急会議を開催する。
もちろん晴絵に聴かれないようなひそひそ声で細々と。
久「どうする? 使っちゃう?」
白望「私もその方が良い気がしてきた。私達の平和の為に」
久「少しくらい良いわよね」
白望「1/3は少しじゃないと思う……」
智葉「良い訳ないだろ!」
いつのまにか智葉に背後を取られ、怒鳴り声と共にガツンと拳骨まで降ってきた。
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