4: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/18(水) 22:00:53.30 ID:i7suYOjAO
本日は幸いにも冷え込みは淡く、上に一枚厚手のものを着込めば苦痛なく過ごすことが出来そうね。と、眠気眼でぼんやりと思考を巡らせながら着替えを済ませる。
「アッチはもう起きてるでしょうね。ソッチは……まあ、うん」
そして、二階にある私室からリビングへ降りていった。
「珍しいことも有るものだ。まさか私とほぼ同時とはな」
すると、皮肉混じりにも嫌味のない透き通った声が聞こえた。
言葉の通りなら既にソファでコーヒー片手に寛いでいた彼女は起きてきたばかりということらしい。
因みに彼女の寝室は地下にある。結構広めのスペースだ。
更に言えば、もう1人の寝坊助は1階の個室を寝床にしている。
「アイツが自力で起きることなど皆無だ。諦めろ」
私が扉の奥に視線を飛ばしているのに気付いた彼女が口を差す。
それもそうねと適当に相槌を打った私は、ついでにといった調子で差し出されたカップを受け取り、湯気を放つ黒い液体をひと口含んだ。
「それはそうと、おはよう久」
「ええ、おはよう智葉」
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