44: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/22(日) 22:31:58.58 ID:ZfUIx1mAO
久「さて、それでは第1回サキ会議を始めます!」
どんどん。パフパフ。
白望「久、食事の時は静かに」
久「あ、はい……」
いつもと違う3人で食卓を囲む。
今日のメニューはパンを中心に目玉焼き、ソーセージとアスパラの炒め、トマトとレタスとチーズのサラダ、コーンスープ。
いつもより皿の枚数が多い。今朝の早起きといい確実に気合いが入っている。
実は白望は子ども好きなのかもしれない。
白望「サキ、何か苦手なのとかある?」
サキは首を横に振る。
白望「そう。良かった」
久「ねえサキ、あなた「待った」」
サキに幾つか質問しようとすると白望が遮った。
私は不満気な表情で白望を睨むと彼女は顔を寄せ、小さな声で耳打ちする。
久「何よ」
白望「無理に聞かないで、サキから話してくれるのを待った方が良いんじゃない。それまでは、打ち解けてもらえるように接していくべきだと思う」
久「シロ。口の端っこにパンくず付いてるわ」
白望「あう」
白望の言う通りだ。
無理に問い質してもサキを萎縮させてしまうだけ、そんなことにも気づかないなんてどうにも空回りしている。
そして私より心得ている白望に、ちょっとだけ嫉妬した。
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