過去ログ - 愛「夢にまで見ていたあのステージ」
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2:1[saga]
2014/06/25(水) 21:38:57.21 ID:jCc3EvyG0
愛「えぇっとー、えぇっとー……!!」

ゴソゴソとタンスの中身を発掘してお気に入りの服を探す。
この前着たハズなのになんでこんな奥にまで行ってるんだろう、とは不思議と思わなかった。

以下略



3:1[saga]
2014/06/25(水) 21:39:42.06 ID:jCc3EvyG0
舞「きゃっ、こら愛。 危ないでしょうが」

愛「ごごご、ごめんなさいーっ!! って、ママ干してるって言ったよね!?」

舞「…………? えぇ、あんたのお気に入りの奴でしょう?」
以下略



4:1[saga]
2014/06/25(水) 21:40:13.75 ID:jCc3EvyG0
愛「あ……、そうだった……!!」

舞「解った? 仕方ないけど今日は諦めなさい」

愛「うぅうぅ……!! やだやだ、だって今日は特別なんだよ!?」
以下略



5:1[saga]
2014/06/25(水) 21:40:59.70 ID:jCc3EvyG0
・ ・ ・ ・ ・


結局あの後、せめて動きやすい格好で、と思い、
白黒のストライプに赤のパーカーを着込んできた。
以下略



6:1[saga]
2014/06/25(水) 21:41:33.05 ID:jCc3EvyG0
愛「涼さん絵理さん、おはようございますっ!!」

脊髄反射のように頭を下げる。
芸能界で一番最初に覚え、そして一番大切な行為、それが挨拶だ。
それを一も二も無く受け取ってお返しを貰う。
以下略



7:1[saga]
2014/06/25(水) 21:42:07.89 ID:jCc3EvyG0
涼・絵理「「実は…………?」」

二人が眉根を寄せて堅苦しく喉を鳴らす。 
そこまで気を遣う必要は無いのにと、鼻の頭を掻く。
早く二人を開放しようと思い、ネタ晴らしと言うほどでも無いネタ晴らしをする。
以下略



8:1[saga]
2014/06/25(水) 21:42:43.78 ID:jCc3EvyG0
疑問符の数は言葉の数だけ増えるもので。
返事を二つ貰えた分、疑問符は三つとなった。

涼「愛ちゃん、平常運転なんだね……。 僕なんて緊張で震えてるのに……」

以下略



9:1[saga]
2014/06/25(水) 21:43:28.93 ID:jCc3EvyG0
・ ・ ・ ・ ・

メイクも衣装合わせも終了した頃、
入場時間も過ぎて開演まで残すところあと三十分近く。
刻一刻と迫ってくる時間に、心臓の少し下の部分が締め付けられるような感覚に陥る。
以下略



10:1[saga]
2014/06/25(水) 21:44:14.15 ID:jCc3EvyG0
絵理「大丈夫? ……うぅん、大丈夫」

愛「……絵理さん」

セットした髪を乱さないように、触れるか触れないかの力加減の撫で方で、
以下略



11:1[saga]
2014/06/25(水) 21:44:49.54 ID:jCc3EvyG0
愛「あはははははっ、ふふっ、くふあはははっ!! ……ありがとうございますっ」

涼「……愛ちゃん?」

愛「元気付けてもらっちゃって、情けないですよねあたし」
以下略



12:1[saga]
2014/06/25(水) 21:45:27.62 ID:jCc3EvyG0
・ ・ ・ ・ ・


ステージ下、所謂奈落に位置する場所から迫りを使ってステージに上がる。
上がっていくにつれて心臓が早鐘を打つ。
以下略



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