過去ログ - 愛「夢にまで見ていたあのステージ」
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9:1[saga]
2014/06/25(水) 21:43:28.93 ID:jCc3EvyG0
・ ・ ・ ・ ・

メイクも衣装合わせも終了した頃、
入場時間も過ぎて開演まで残すところあと三十分近く。
刻一刻と迫ってくる時間に、心臓の少し下の部分が締め付けられるような感覚に陥る。
以下略



10:1[saga]
2014/06/25(水) 21:44:14.15 ID:jCc3EvyG0
絵理「大丈夫? ……うぅん、大丈夫」

愛「……絵理さん」

セットした髪を乱さないように、触れるか触れないかの力加減の撫で方で、
以下略



11:1[saga]
2014/06/25(水) 21:44:49.54 ID:jCc3EvyG0
愛「あはははははっ、ふふっ、くふあはははっ!! ……ありがとうございますっ」

涼「……愛ちゃん?」

愛「元気付けてもらっちゃって、情けないですよねあたし」
以下略



12:1[saga]
2014/06/25(水) 21:45:27.62 ID:jCc3EvyG0
・ ・ ・ ・ ・


ステージ下、所謂奈落に位置する場所から迫りを使ってステージに上がる。
上がっていくにつれて心臓が早鐘を打つ。
以下略



13:1[saga]
2014/06/25(水) 21:46:10.72 ID:jCc3EvyG0
愛「……………………大丈夫」

涼・絵理「「…………!!」」

私の手に触れている手の力が少しだけ緩んだ気がした。
以下略



14:1[saga]
2014/06/25(水) 21:46:59.25 ID:jCc3EvyG0
二人も一緒だったらしい、握っていた手が離れた。
きっと、胸の高鳴りを抑えるかのように胸の上に手を置いているんだろう。

私のように。

以下略



15:1[saga]
2014/06/25(水) 21:47:31.96 ID:jCc3EvyG0



そして……、これだけは鮮明に覚えている。
何回目かだったか。 あれは終わり間近、心身共に満身創痍の状態でトークを挟んだ時の事。
以下略



16:1[saga]
2014/06/25(水) 21:48:16.44 ID:jCc3EvyG0
愛「……えっ? あ、あたし、聞いてないですよっ!?」

絵理「……っ、そりゃあ、ナイショにしてたから?」

涼「えーっ、その大切な人と言うのは、愛ちゃんの事なんですっ!!」
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17:1[saga]
2014/06/25(水) 21:48:51.86 ID:jCc3EvyG0
涼・絵理「「せーの」」

涼・絵理「「愛ちゃんの誕生日なんです!!!!」」


以下略



18:1[saga]
2014/06/25(水) 21:49:20.80 ID:jCc3EvyG0

ウオオオオオオオオオオオオ!!!

待ってましたと言わんばかりの声援。
雄たけびの中には「おめでとう」や「愛ちゃん大好きだよ」という言葉も聞こえてくる。
以下略



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