68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/20(日) 01:37:22.49 ID:nozGYDr1O
響「う、嘘でしょ」
雲の隙間から見える見覚えのある笑い顔。
このジェット機より大きい……というか、もう東京ドームとかと比べるようなレベルの大きさのそれは紛れもなくはるかさんだった。
伊織「気付いてた?あいつには触れられないけど、視界に映るし――影が、出来るのよ」
自分はそれを聞いて背筋を震わせた。
雲の隙間から顔を出すはるかさんの下には、大きな影が落とされている。
伊織「水瀬家の情報網だと、あの辺一体は七年前から毎日ずっと曇りなのよ。
おかげであの辺りは有名な米の産地だったのにすっかり寂れて今じゃ廃墟同然だわ」
響「な、七年……はるかさんの……せいで……?」
伊織「原因は不明ってことになってるわ。誰もアレを公式に記録しようとする人はいないから。
そしてもう一つ……あの影に包まれた一体の中心地には一つの村があるの。
七年前、その村から一人の狂人が精神病院に入れられたそうよ。なんでも、居もしない架空の少女に語りかけ続けていたとか……
『はるかさん』という少女に、ね」
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