過去ログ - 勇者「俺の目的は魔王討伐じゃない」
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14: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:43:40.18 ID:Ip9gb3730
真勇者「君は行く先々で顔を知られているからプライバシーも何もないな。君の居場所に追いつくのに時間はいらなかった」

勇者「あぁ…「公認勇者」だからな」

真勇者「魔物にも居場所がバレバレとはな…気が休まらないだろう」
以下略



15: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:44:06.38 ID:Ip9gb3730
幼馴染は魔王の娘でありながら、素性を隠して人間の村によく遊びに来た。その、幼馴染がよく来る村にいたのが俺だ。同年代の奴らから浮き気味だった俺は、何故か幼馴染とは馬が合い、よく遊ぶ仲となった。
そしてある日、幼馴染は俺だけにと打ち明けたんだ――自分が魔王の娘だと。

勇者「あいつは父親と違って、人間に悪意なんざ持っちゃいない。なのにお前は、あいつを殺そうとした」

以下略



16: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:44:32.87 ID:Ip9gb3730



勇者「ぐっ…」ボタボタ

以下略



17: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:44:59.00 ID:Ip9gb3730
真勇者「仲間か…彼が影武者だとも知らずに着いてきたんだろう。全く、哀れな人たちだ」

勇者「まるで俺が騙したみたいじゃねーか!」

呪術師「影武者ぁ…?何言ってやがんだ、このスカシが」ペッ
以下略



18: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:45:25.44 ID:Ip9gb3730
勇者「俺は、名声なんぞクソも欲しくねええぇっ!!」ズバァッ

真勇者「うぐ!?」

勇者「勇者の座ァ?くれてやる、そんなもの!!勝手に世界救ってろやああぁぁっ!!」ズビシィッ
以下略



19: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:46:05.76 ID:Ip9gb3730
狩人「あ、こいつ宝玉持ってら。よし、宝玉が揃ったぞ〜い」

勇者「…待て。お前達南の宝玉を手に入れたのか?」

呪術師「こ、これを見て勇者様ぁ…そして褒めてぇん…」ニヤニヤ
以下略



20: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:46:56.72 ID:Ip9gb3730
これで俺は国王殺しの重罪人だ。ここから逃げても、今度は追われる身となる。
だが、それもいいかもしれない。俺は初めから真勇者を殺す為、魔王の娘を守る為勇者となった、背徳者なのだから。

勇者「俺を捕らえるならかかってこい。相手してや…」

以下略



21: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:47:35.04 ID:Ip9gb3730
=夜=

幼馴染「こんばんは、勇者様っ♪凄いじゃないの、もうすっかり英雄様になっちゃって〜」

>夜風に当たっていた所にふっと現れた幼馴染は、おどけたように勇者に声をかけた。
以下略



22: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:48:23.08 ID:Ip9gb3730
幼馴染「宝玉4つとも壊せば、魔王城までの道が完全閉鎖されるの。つまり、お父様が人間達に悪さもできなくなるわけ」

勇者「…は?」

幼馴染「どう、簡単でいい方法でしょ〜」
以下略



23: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:48:52.95 ID:Ip9gb3730
勇者「くっ、あっけなかったな…」

幼馴染「勇者ー、一生離れちゃやーよ♪」

勇者「あ、あぁ」
以下略



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