過去ログ - 梓「ムギ先輩は私のこと好きですか?」
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◆zazfRpqcQg
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2014/07/03(木) 01:25:04.33 ID:nDPL8fUg0
私はベッドの隅で泣きました。
弁解のしようもなくて。
謝罪する気力さえなくて。
ただ無責任に泣き続けました。
以下略
22
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:26:21.27 ID:nDPL8fUg0
家に帰って、1人になって。
もう一度泣きました。
一頻り泣いた後、恋について考えました。
恋すると「ときめく」そうです。
以下略
23
:
◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:27:12.62 ID:nDPL8fUg0
「ムギ先輩、おはようございます」
「っ…あ、梓ちゃん」
「あのー、ムギ先輩。お願いがあるんです」
以下略
24
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:28:12.19 ID:nDPL8fUg0
「ムギ先輩とは両思いだから、他の誰かに盗られたりしないって」
「…」
「でも、そうじゃないなら、ムギ先輩に好意を持っている他の誰かにも、ムギ先輩は…」
以下略
25
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:29:13.12 ID:nDPL8fUg0
それからというもの梓ちゃんと一緒にいる時間は劇的に増えた。
お弁当も2人で食べるようになったし、平日も部活が終わった後、2人で遊びに行くことが増えた。
学内でも学外でも手を繋いで歩いているので、私達のことはすぐに噂になった。
ただ、そんなことは気に留めもしなかった。
以下略
26
:
◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:29:46.97 ID:nDPL8fUg0
「こうやってムギちゃんと2人でお話するの久しぶりだねー」
「うふふ、そうね。最近は−−」
「あずにゃんとずっと一緒だもんね」
以下略
27
:
◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:30:54.89 ID:nDPL8fUg0
「えっとね。実は私に問題があるの」
「えームギちゃんに問題なんてないよー」
「私ね、『ときめいた』ことがないから…」
以下略
28
:
◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:32:56.85 ID:nDPL8fUg0
「ムギ先輩!!」
「あ、梓ちゃん?」
「…唯先輩は?」
以下略
29
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:36:12.91 ID:nDPL8fUg0
「…先輩」
「…ごめんね、梓ちゃん。心配かけて。
けど大丈夫。私は梓ちゃんの悲しむことはしないから」
以下略
30
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:36:44.18 ID:nDPL8fUg0
「ふふ、『気持ちの大きさ』なら梓ちゃんより私のほうが上みたいね」
「そんな…じゃあ私も殺します。無理心中します!」
以下略
31
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◆zazfRpqcQg
[saga]
2014/07/03(木) 01:38:03.67 ID:nDPL8fUg0
なんでだろう。
むちゃくちゃなやり取りなのに、少しだけ心が軽くなってしまった。
くだらない言葉の売買で、梓ちゃんと対等になれてしまえた気がした。
「あの、ムギ先輩」
以下略
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