過去ログ - ほむら「ゲッターロボ!」 第二話
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:03:27.96 ID:KeUgQve40
明日、魔女を狩らなければならない。
それも速やかに見つけて、魔力を極力使わないように、戦闘自体もすばやく済ませてしまわねば。
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2014/07/08(火) 08:04:10.31 ID:KeUgQve40
スーパーで買った、徳用のティーパックで煎れたお茶。
巴マミが煎れてくれたような本格的な紅茶は必要ないし、今の私には興味もない。
味気はないが、ただ口を湿らせるだけなら、これで十分だ。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:04:48.62 ID:KeUgQve40
ほむら 「これはソウルジェム。魔法少女の魂・・・いいえ、正しくは魔法少女そのものよ」
竜馬 「は?」
ほむら 「見て、淀んでいるでしょう。これは、私自身が淀んでいるという事なのよ」
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2014/07/08(火) 08:05:38.49 ID:KeUgQve40
ほむら 「つまり、この宝石こそが私自身。本当の暁美ほむらなの」
竜馬 「じゃあ、さっきのマミって奴も・・・」
ほむら 「そう。そして、何の疑問も持たずにソウルジェムを持ち歩いている。これをただの変身アイテム程度に考えて、ね」
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2014/07/08(火) 08:06:29.25 ID:KeUgQve40
ほむら 「魔女を倒すと、まれに出現する物の事よ。それでソウルジェムを浄化する事ができるの」
竜馬 「お前が具合悪そうにしているのは、つまりはその宝石が濁っているせいだって言う事か?」
ほむら 「そう。そして、今の私にはグリーフシードの持ち合わせが無い。一刻も早く手に入れなければならないの」
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2014/07/08(火) 08:07:07.77 ID:KeUgQve40
先ほど自分で言ったが、今さら竜馬に隠し事をしても仕方が無い。
それに、私の言ったことを信用してくれた彼になら、むしろ話してみたい。
話して、どういった反応が得られるのか。それを知ってみたい。
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2014/07/08(火) 08:07:46.86 ID:KeUgQve40
竜馬 「ちょ、ちょっと待てよ。それって、魔女の卵の事だってお前、さっき言ったよな?それってつまり・・・」
ほむら 「そう、魔法少女は魔女へと生まれ変わるのよ」
竜馬 「!!」
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2014/07/08(火) 08:08:28.76 ID:KeUgQve40
ほむら 「まるで、たちの悪いジョーク」
竜馬 「お前、そんな事・・・なんで平然と話してるんだよ・・・」
ほむら 「嫌と言うほど、見てきたからかしら。魔女に成り果てた魔法少女達と、その運命の結末と、を」
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2014/07/08(火) 08:09:24.74 ID:KeUgQve40
ほむら 「教えたほうが良いと、あなたは思うのね」
竜馬 「当然だ。人は誰しも、死ぬまでにやり遂げなければならない事がある。自分の運命を知ると知らないとでは、歩む道を選ぶ上でも大問題じゃねぇか」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:10:18.71 ID:KeUgQve40
ほむら 「未来といっても、たった一ヶ月後の事だけれど。私はその一ヶ月を、何度もやり直しているの」
竜馬 「・・・」
ほむら 「それがキュウべぇに望んだ、私の願いを叶えるために与えられた力。そして、失敗するたびに時間をさか戻し・・・」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 08:14:38.88 ID:KeUgQve40
多少、すがる色が声に乗ってしまったかもしれない。
ここでまた、彼に真実を否定されたらと思うと、胸が少しうずいてしまうのだ。
かつて、仲間だと思っていた人たちに受け入れてもらえなかったあの時と、今の自分がオーバーラップする。
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