過去ログ - 【ジョジョ×とある】 とある奇妙な忘失世界 〜Lost THE WORLD〜
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901: ◆drmLS4k6lo[saga]
2015/06/22(月) 02:03:41.01 ID:FMj7WrqM0

大男「……、」コツ コツ コツ

DIO「見つけたぞ。あいつに間違いない」

DIO「奴の向かう進路は……やはりロンドンから離れて行っている。このまま歩いてロンドンを出るつもりか?」バリバリバリ

DIO「深夜の時間は交通機関も止まっていることは多いが、それでも探そうと思えばタクシーなり何なりと足はある。そもそもこのような闇夜に出向くこと自体不思議なのだが」

DIO「あの神父。いったい何を目指して歩いているのだろうか」


〜★ロンドン外れの街★〜

大男「……、」コツ コツ コツ

DIO「……、」コッコッコッ

DIO「とうとうロンドンを離れたぞ。奴の足並みは止まることなく、規則正しい靴音を響かせてまっすぐにどこかへと向かっていっている」


大男「……、」ピタリ

DIO「ム、奴の動きが止まった。どうしたことだ?」

大男「……、」シュボッ

DIO「……煙草に火をつけている。神父が喫煙とはなんとも面白い話ではあるが、今目をつけるべきところはそこではない」

DIO「奴は自分の煙草に火をつけ、壁にもたれかかってその場でけむりを吹いている。休憩にしては悠長なその様子から、奴がこれ以上歩みを進めるようには思えない」

DIO「つまり、あそこは待ち合わせの場所! 奴は何者かが姿を現すところを待っている!」

DIO「まさか、本当にただのブローカーというオチか。しかし、それにしては随分と人気のない所まで来たものだ。麻薬をさばくことぐらい、奴らにとっては街中でも容易いものだが」


カツ カツ カツ


DIO「――! 足音!」

DIO「先の神父は動いていない。変わらず煙草をふかしている。それにこの足音は、大柄な神父の者よりも軽く、歩幅も小さい。つまり別の人間の足音!」

DIO「あの神父の、取引相手か? どれ、せっかくだ。顔ぐらい拝んでやろう」


カツ カツ カツ


金髪女「……、」ボザボザ

DIO「……これまた珍妙な格好だ。いや、ああいう場合はずぼらと言い換えた方が適切か? ライオンのように跳ねまくった金髪の褐色の女。おまけに、服装も白と黒の擦り切れた服と浮いている」

DIO「クスリの手の出しすぎで精神崩壊……したにしては、焦点の定まった威圧のある眼光だ。血肉を求めるゾンビのようにクスリに飢えている様子もない」

DIO「……ならば、奴ら二人の関係は何だ?」


大男「―――――」

金髪女「――――」

DIO「奴ら、何か話しを始めた。耳を澄ませば聞こえるか?」イィーン


大男『――――まり、未だあのしみったれた堀だし物の正体は掴めないと』

金髪女『――いうことになるわ。第一、てめえ一推しの禁書目録にさえ記されていない、未知の道具なんて存在自体意味わかんねえよ』


DIO「――――禁書目録(インデックス)?」




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