過去ログ - 【ジョジョ×とある】 とある奇妙な忘失世界 〜Lost THE WORLD〜
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956: ◆drmLS4k6lo[saga]
2015/08/11(火) 00:44:57.09 ID:PJYiaVJ60

ステイル「……?」

DIO「こうしてお前も切り札をきってきたのだ。その返しに、私も種明かしとさせていただこうではないか」

DIO「お前には見えないこの茨は、私が振るうことによってそれなりの威力を叩きだす見えない鞭のように扱える。このように!」ブオン


ゴガガガガリリリリ!!


DIO「アスファルトの表面に浅く傷跡を残すくらいの力が生まれるのだ。ただ、そんなに遠くまでは伸ばせないのが欠点なんだが」

ステイル「……それで地面や壁に貼り付けていた札を片っ端から引っぺがしていった、とでも言いたいのか?」

ステイル「だからふざけるなよと、僕は繰り返す。確かにその方法なら、普通に素手で剥がしていくよりも時間の短縮という面では成功している」

ステイル「だが、その札の全てを剥がすことは、僕しか知らない場所まで全てを剥がしきるという事だ。
     ルーンの場所を探知魔術ももっていない君が、どう探り当てられるというんだね?」

DIO「――話は最後まで聞くのが作法だぞ?」

ステイル「……何?」

DIO「幽念動!!」


ババリバリリリ!!


ステイル「何だ? 奴の左手に、空気中の塵やゴミが集まって何かを象っていく……」

ステイル「――――あれは、まさかここ周辺の地図のつもりなのか?」

DIO「つもりではない、そのものだ! このDIOが操る幽念動の能力が一つ! それによりここの地域周辺の通路や壁までも詳細に、尚且つ正確に映し出すことができる!」

DIO「この赤いゴミはお前、緑のゴミは私だ。そして私の背後にいる巨人の足元に散らばるゴミの数。さあ、思い出して見ろ? この巨人の足元には、何がなければならないかを」


ステイル「−−−−!! ま、まさか貴様。その能力で僕が張りつけた札を全て把握したというのか」

DIO「ビィンゴだ! 把握してしまえばあとは羊を囲む猟犬よりも楽な作業よ」

DIO「こんな風に! レーダーが指し示すゴミを残さず全て薙ぎ払っていき! 次第次第にこいつの動き行動範囲を狭めていってェェーーーッ!」ブン ブン ブン

『オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”』


ズガガリガリリ!!


DIO「――――札を回収していけばいいのだからな」パシッ

『オ” オ” オ” オ” オ” オ” オ” オ”ォォォォォォォォ――――』




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