過去ログ - 僧侶「我が国には、皆の希望である王子がいました」
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20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/07/11(金) 20:38:09.19 ID:ckYC4wh40
〜夜〜

魔法戦士「…」ブンブン

王子「魔法戦士、手合わせいいかな?」

魔法戦士「あぁ、丁度良かった」

カキーンカキーン

王子「ねぇ魔法戦士、君のこと聞いてもいいかな?」

魔法戦士「詮索されるのは好きじゃない」

王子「だけどもう旅も終盤だし、そろそろ聞いてもいいんじゃないの?」

魔法戦士「…まぁ、質問によっては受け付けてやる」

王子「じゃあ質問。魔法戦士はどうして旅をしているの?」

魔法戦士「前にも言ったが、目障りな奴を片付ける為だ」

王子「それがずっと疑問だったんだ。魔法戦士、面倒なこと嫌いだよね?」

魔法戦士「…」

魔法戦士「父の仇討ちだからな」

王子「!」

魔法戦士「今時珍しい話じゃない、気にするな。だが父の仇が生きているのが気に入らん。だから俺の手で討つ」

王子「そうか…」

王子「もう1つ質問するよ」

魔法戦士「あぁ、何だ」

王子「仇を討ったら、その後はどうするの?」

魔法戦士「考えていない」

王子「そう…」

王子(僕ができた質問じゃないけどね。僕も、魔王を討った後のことは考えていない。けど――)

王子「頑張ろう、魔法戦士。まずは世界を平和にしないと何も始まらない」

魔法戦士「…あぁ」



王子(魔王を討つまでの関係なんて嫌だ。魔王を討ったら、魔法戦士に――)



魔法戦士(世界を平和にしないと、か――)


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