過去ログ - 結城晴「待ってろよ」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/12(土) 00:47:21.77 ID:w/26O5Id0

この子とこういう関係になったのは、何と言うか、なし崩しというかそんな感じだ。
こんな年端もいかない少女となし崩しにそうなるのかと言われればおかしな話だが。
でもそう形容するしか無い。雪崩込むように、俺と晴の関係は始まったんだ。

俺はアイドル事務所のプロデューサーで、この子は俺の担当アイドルだ。
俺は一人っ子で、俺が産まれた頃両親は三十半ばと中々に高齢だった。家はそこまで裕福ではなく親は共働きだったが、それなりに甘やかしてくれた。
だが共働き故に俺の面倒を見るのが困難だった。

物心ついた頃には母親は育児休暇も終えて普通に仕事に行っていた。
その為近くの叔母の家に預けられて歳の離れた従姉なんかに面倒を見て貰ったりしていた。
従姉は最初のうちは俺に構ってくれた。一緒に遊んでくれたし、おやつ時に外に出て甘味を食べに行ったりもした。

しかし彼女が大学に入り、男が出来てからはあまり遊んでくれなくなった。
髪も染め、服装もゴテゴテしたものに変わっていた。典型的な男で変わる女だったのだ。
性格も何だか変わっていったような気がする。少し攻撃的というかうるさい感じになっていた。
その頃には俺も小学生になっていて、あまり手もかからなくなっていたからか叔母からも放っておかれるようになった。
親戚の子といえど、所詮は他人の子らしい。


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