過去ログ - 「なんてこと……なんてことしやがる……ッ!」
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31:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 22:53:10.00 ID:HNvJa/f9o

 家にいる時間が長いため、自然、私が家事をすることは多い。
夫はソレを申し訳なさそうにし、「僕は君が居ないとダメだね」、なんて自嘲して言うのだが、それは違う。
今の私こそが彼に依存しているのだ。肉体的にも、精神的にも。

以下略



32:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 22:56:06.72 ID:HNvJa/f9o

 彼は付き合っていた頃から変わらず、私に、家族に優しい。
無理をしているのではないかとこちらが気にするほどに、である。
だからせめて、彼がいくらかでも誇れるよう、私は妻として、女性としての美しさを、せめて標準的なこの体形くらいは保ちたいと思う。
まったくもって柄にも無いことであるが。
以下略



33:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 22:57:52.38 ID:HNvJa/f9o

 『何が』残っているのか。
ソレを考えてはおそらく私は止まらなくなるだろう。
では、ここは一つ『アレ』をネガティブに考えてみるのはどうだろう。

以下略



34:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 22:59:27.93 ID:HNvJa/f9o


「……寝るか」


以下略



35:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:01:09.44 ID:HNvJa/f9o



**********

以下略



36:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:02:46.22 ID:HNvJa/f9o


「少し食べてみる?」

「……うん」
以下略



37:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:04:05.28 ID:HNvJa/f9o



**********

以下略



38:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:07:41.02 ID:HNvJa/f9o

 まだ旦那は帰ってきていないようだ。
しかし、時計の針は午前二時にもなろうとしている。そろそろ帰ってきても良いはずだ。

 そうなるとどうだ。
以下略



39:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:09:17.56 ID:HNvJa/f9o

 私がガスを付けっ放しにしている可能性は無きにしも非ず。
いや、たった今の自分の思考をあっさり否定していることはわかっている。
しかしね、微粒子レベルであってもその可能性が存在するなれば、旦那に代わってこの家を守護する妻として確認を怠るわけにはいけない。

以下略



40:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:10:24.59 ID:HNvJa/f9o


「なん……だと……?」


以下略



41:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/20(日) 23:11:49.90 ID:HNvJa/f9o


「な……、いかん……ッ!」


以下略



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