過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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443: ◆aGwfZTc7eA[saga sage]
2014/10/10(金) 01:12:20.45 ID:o8lv6p+A0
二人の人間が見守る中、魔法使いと怪物の力と力の比べあいは、依然"ゴブリン"が優勢だ。
僅かずつ、ほんの僅かずつだが"ウォーロック"を力で押しつつある。 
その証拠に踏ん張るウォーロックの踵から、土が耐えきれずに抉れていくのだ。
――僅かずつ押し込んでいくゴブリンがウォーロックを見下ろし、口を開く。

「オレ――ミトメル、オマエ、ツヨイッ、オレヨリズットッ」
「…………」

ウォーロックは自身を見下ろすゴブリンの瞳を見つめ返す。 そして"ゴブリン"からの押し付ける力が"強くなった"。
――まだ隠している力がある、其れが発揮される時が直ぐ傍まで来ている。
自身の意思を吐露するゴブリンの言葉に、ウォーロックは耳を傾けた。

「ケド、オレ、マケナイ、オマエタオシテ、シンニュウシャモタオス、ソシタラ、オレ、ワイズマン"タチ"ニホメテモラエル、
ソノタメニ、アキラメナイ、ガンバル、オマエ、タオスッ!!」
「――ならば」
「ッ!?」

途端、ゴブリンはウォーロックを押せなくなった。 突然ピクリとも押せなくなる。
其れ所かウォーロックからの力が強くなり、ゴブリンを押し返そうとしてくる、自身よりも遥かに小さい体からは考えられぬ力で、
息を飲みこみ、歯を食いしばり、ゴブリンは全力を持って抵抗する――

「俺は君を倒さねばならない、彼等の未来を……"繋ぐ"為にっ」
「ヤアァァッテ、ミロオォォ、オレェ、アキラメナイッ!!」
「――おおっ!!」

ウォーロックが動いた。 掴んでいたゴブリンの両手を強引に払いあげ、自身はスライディングと共に迫る巨足に目掛け
振り抜いた左右のラリアットはゴブリンの体勢を崩し前のめりに倒させると同時に、ゴブリンの背後へと潜り抜ける事に成功する。
そして、即座にゴブリンの右足を掴み上げるウォーロックは力の限り、"振り回す"。

「ム、ウゥッ!」

ウォーロックがゴブリンの巨体を振り回す、片足を掴んでの変則的なジャイアントスイング。
――超重量の体を振り回す負担は無い様に見える、このまま振り回す速度を上げ、投げ飛ばすだろう。
遠目で戦いを見守る守屋は、そう考えた。 だが。


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