過去ログ - 【安価&コンマ】新たな魔法使いが生まれた【仮面ライダーウィザード】
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448: ◆aGwfZTc7eA[saga sage]
2014/11/16(日) 23:37:51.61 ID:2SIZeFcL0
「カアァァァッ!!」
「――っ」

大木を蹴り、反転してきたカラステングが振り下した大太刀を回り避け、即座に回し蹴りを繰り出すウォーロック。
攻撃直後の隙を狙い繰り出した蹴りは――"風"から取り出された鉄扇に叩き落され、刀による反撃を狙われるも、
一歩下がる事でギリギリ躱し、直ぐに踏み込み、振り下されようとした刀を持つ手を左手、甲で抑え右の肘打ちを繰り出す。
――またも鉄扇に阻まれるも、ノータイムで刀を持つ手を叩き払い、カラステングの額に頭突きを喰らわせる。

「ぬっ!?」
「はっ!!」

後ずさるカラステングを追い、頭部を狙って繰り出したローリングソバット、だが左方向への受け身を取られ躱されてしまう。
着地したウォーロックは体勢を立て直しつつあるカラステングに迫り、蹴りを繰り出すが……カラステングが新たな"武器"を向けて来た。
――ウォーロックは戸惑う事無く、蹴り足を振り抜いた、直後。 銃声と共に腹部の装甲から大きな火花が上がりウォーロックを吹っ飛ばす。

「――くくっ、行くぞウォーロック!!」
「っ!! はっ!!」

相撃ちとなる形でお互いの攻撃を喰らった両者は吹っ飛び、互いに地を転がり、体勢を立て直す。
刹那、カラステングの気合の入った叫びと共に、またも銃声が響く。
――年期を感じる"長銃"から放たれた"弾丸"を弾き、弾き、ウォーロックが駆け出す。
またも武器を"取り替えた"カラステングに真っ向から挑む為……跳ぶっ!!

「ぬっ――クアァァァッ!!」
「っ!!」

空に跳んだウォーロックを叩き落とす為、カラステングは駆けながら右の大太刀を逆手に持ち替え、
ウォーロックに向かい投擲。   そして"風"からもう一刀の小太刀を取り出す。 
投げ付けられた大太刀を弾き落とすウォーロックだが、二刀の小太刀を握るカラステングの接近を許してしまう。
――薙がれて来た一刀目を、平手で叩き上げ、突いてくる二刀目を脇と銅の間に挟み込む。 だが。

「っ――はぁっ!!」
「ぐぉっ!?」

重力により二人の体が落下し始めた瞬間、カラステングの膝蹴りがウォーロックの腹部に突き刺さるも、
負けじとカラステングを掴みよせ、再び頭突きで返し、膝蹴りを繰り出すウォーロック。 しかしカラステングも膝蹴りで返し、
この事で両者の間に距離が生まれ、地に落下……受け身を取り、転がる事で体勢を立て直し、ウォーロックが駆ける。
同じく立て直したカラステングは、瞬刻の沈黙の後――両手に握る小太刀を消し、一歩を踏み出し、無手にて迎え撃つ。

「はっ!!」
「――カアッ!!」

大振りながらも鋭く速い手刀を叩き払い、カラステングが拳を二発返す。 
ウォーロックが一歩下がる事により一発を避け、二発目は肘で防ぎ。
――迷わず二発目の拳を両手で掴み捻り、体勢を入れ替え全力で投げた。 地に叩きつけられ様とするカラステングだが、
両足を先に下し支えとする事で、"嘴"がウォーロックの顔面を"攻撃範囲"に捉えた。 
カラステングは即座に嘴を開き、作り出した光球を発射する。

「!!――ふっ!!」

カラステングの光球をウォーロックは頭部を反らし、腕を離しながら躱す事で距離を取り、
ハイ、ローとキックを打ち分けるも、手堅く対処され防がれるもウォーロックは攻める。
防がれた足を地に落とす事で踏み込み、体ごとカラステングに自身をぶつけた。

「ぬっ!?」
「ふっ、たぁっ!!」
「ぐっ!?」
「ああぁぁぁっ!!」

後ずさるカラステングに迫り、ガードの上から連続で手刀で叩き、掌底でガードを抉じ開け、
ウォーロックはカラステングの首元と右手首を掴み、駆けた。 強い力でカラステングを掴み上げ、駆けるウォーロックに、
カラステングは自由の利く左手で小太刀を取り出し、嘴からの光球と合わせ抵抗を試みた、が。
――幾ら突こうと、幾ら直撃させようと、ウォーロックは怯まない、その力を緩ませる事無く、耐え抜き駆けた、その先に。

「ぬぅっ!?」
「――っ!!」

凄まじい勢いでカラステングを大木に叩きつけたウォーロック、この行動で大木を支える幹が深くめり込む。
即座に反対の方向へカラステングを投げるウォーロック、地にうつ伏せに倒れたカラステングに対し素早く近づき、
片腕を捻り、もう片方には、膝を重石にする――これで、カラステングの主な攻撃方法を封じた事になり、
抵抗するカラステングを押さえつけたまま、ウォーロックが呟いた。

「……君達は何者だ?」

ウォーロックの問い掛けにカラステングの抵抗が収まる。
動く範囲で、首を動かし、人を下に見る様な視線をウォーロックに向け――

「既に名乗った筈だが? カラステングとな」
「言い方を変えよう……君達は人間では無い、ならば在る筈だ、君達だけの"種族名"がな」
「そちらか、良いだろう教えよう。 我らの"種族名"は――」


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