100: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:58:39.59 ID:f9f35fI7o
「だとしても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。
魔法少女でも魔女でもなくなっても、どんな姿になっても、ほむらちゃんはほむらちゃん。
独りぼっちになったら絶対ダメだよ」
「……それにね、私自身が、ほむらちゃんとずっと一緒にいたいの。
いくら理屈をこねたって、こればっかりは、どうしようもないことだと思うな」
まどかは女神の慈愛を、満面の笑みで体現していた。
曇り一つない眼。優雅な口元。包み込むように彼女は両手を広げていた。
さあ胸に飛び込んできて、そう暗に私に言っているのがわかる。
私はカラカラと、乾いた笑いを喉で転がした。だってこれも全部、知っていたことだから。
私と彼女は、噛みあわない。だけどまどかは、噛みあわないことを拒まないのだ。
彼女は例外なく希望を肯定する。私の希望も彼女にとっては大切な大切な希望の一つ。
ああ、なんて尊いのかしら……。
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