105: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:16:53.69 ID:f9f35fI7o
「今の私は、人間の肉体に自分を押し込めていない。だってまどかがいないんだもの。
この状態の私とあなた、暁美ほむらって名前が一緒でも完全に別物よ? そんな心配するだけ無駄。
第一気になるなら、自分で死ねばいいじゃない。私には関係ないわ」
彼女は、取りつく島もない返答をよこし、歩き去っていく。私は立ち上がり、彼女を追って歩き出した。
けれど、なぜ追うのか自分でも釈然としない。
そんな状態で、私は最後の質問をした。だからその質問も、私が訊きたいことを充分に訊いてるとは、多分言えなかった。
「暁美ほむら。あなたは、これから何をするというの? まさかこの世界を、滅ぼすつもり? 」
ゆっくりと彼女が振り向く。そして、気だるそうに、疲れ切った様子を滲ませ言った。
「ここは、あの子が守ろうとしてる世界なのよ? 意味もなく傷つけるわけないわ。
それにここは、あの子がいるべき場所でもある。次は、世界を維持したまま、まどかを下ろす方法をどうにかして探しだすだけよ」
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