31: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:22:41.02 ID:eOOBDl4/o
「だったらさ、マミさんが守ろうとしたもの、アタシたち三人が守ろうとしてきたものを、
先に逝っちまうアタシとマミさんの分まで、これからも守ってくれないかな」
「はい。絶対に守ります。約束します」
「はは、泣くなよ」
「そんな……だって……」
泣くなと言われたせいで、かえって目から大量に溢れてきた涙を拭うと、
そこにはもう佐倉さんはいなかった。
かつてマミさんが教えてくれたもの、円環の理に導かれてしまったのだ。
ソウルジェムが砕け事切れたマミさんの死体。
それと私だけがその場に取り残されていた。
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