過去ログ - ほむら「わたし」
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32: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:24:07.08 ID:eOOBDl4/o
〜☆

 対象の背後から弓につがえた矢を放つ。

 これで先手を取れたら……。
以下略



33: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:27:09.68 ID:eOOBDl4/o

「…………なるほど。悪魔である私と世界の不調和、隙間を足がかかりに、
別の私をねじ込んできたってわけ」 

「ええ、そうよ。そして、あなたを殺したあとは私があなたの代わりに、この世界の暁美ほむらになる」
以下略



34: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:30:15.69 ID:eOOBDl4/o
「常識的に考えて、無理でしょうね。
だけど少なくとも、貴女の完全な制御下にあるわけじゃない、
あの十四人の子どもたちと使い魔に攻撃されないですむだけ、時間は稼ぎやすくなるはずよ」

 なぎさが語った様々な情報が、意識を目まぐるしく泳いでいる。
以下略



35: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:31:21.74 ID:eOOBDl4/o

 悪魔が猫なで声で問う。

 無言を返す。

以下略



36: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:34:10.47 ID:eOOBDl4/o
〜☆

「美樹さん、巴さんは死んじゃったんだよ! もう、逃げようよ! 逃げたって誰も文句言わないよ!」

「バーカ、何言ってんのよ、ほむら。あともうちょっとなんだ。
以下略



37: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:37:39.30 ID:eOOBDl4/o
「そんなの、契約した日からわかってた話だよ。
それをしっかり覚悟しようと今日まで努力してきたし、そのための時間は実際充分にあった。
結構長いこともった方だと思うよ? あたしの魔法少女人生さ」

 美樹さんは事もなげに笑った。
以下略



38: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:39:46.51 ID:eOOBDl4/o

 ずるい。

 私はそう思うしかなかった。

以下略



39: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:44:35.29 ID:eOOBDl4/o

「そのために、今救える可能性のある人を見捨てろって言うの?
いやだよあたしは。あたしは絶対、マミさんみたいな完璧な魔法少女になるんだ」

 消えてしまった巴さん。
以下略



40: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:45:36.93 ID:eOOBDl4/o

「……じゃあ、もう行くね、ほむら」

「ま、待ってっ! 行かないでっ!」

以下略



41: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:46:32.99 ID:eOOBDl4/o
〜☆

「キュゥべえ! 私は巴さんと美樹さんを生き返らせたい! そのために、この命を使いたい!」

 美樹さんのバラバラになった死体の前、崩壊寸前の結界の中で、私は白い宇宙人に願いを吠える。
以下略



42: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:48:04.03 ID:eOOBDl4/o

「無理だよ、ほむら。キミの魔法少女の素質では死者を生き返らせることはできない。
エントロピーを凌駕しない。もちろんその場に死体が残っているかどうかにかかわらずね」

 キュゥべえが何を言ったのか、一瞬理解できない。
以下略



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