過去ログ - ほむら「わたし」
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42: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:48:04.03 ID:eOOBDl4/o

「無理だよ、ほむら。キミの魔法少女の素質では死者を生き返らせることはできない。
エントロピーを凌駕しない。もちろんその場に死体が残っているかどうかにかかわらずね」

 キュゥべえが何を言ったのか、一瞬理解できない。
以下略



43: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:49:52.67 ID:eOOBDl4/o

「そっか。じゃあ、契約に関する話はまた今度ってことになるね。残念だけど。
……じゃあね、ほむら。また会おう」

 キュゥべえがくるりと背を向け悠々立ち去っていく。
以下略



44: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:53:20.47 ID:eOOBDl4/o
〜☆

 座り心地のよい椅子に背を預けて、目蓋を閉じた。

 意識の「スイッチ」を意図的に切り替えると、
以下略



45: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:56:19.64 ID:eOOBDl4/o

 しばしの間くつろいで、己の過去を観賞した。

 数分が経って、映像がクライマックスを迎える。

以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/22(火) 00:56:22.89 ID:MVmqBfVSo
さやかがメガほむに優しいと変な違和感あるな


47: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:57:44.73 ID:eOOBDl4/o

「――以上が詳細だけど、わかった? できるわよね?」

「はい、大丈夫です、できます」

以下略



48: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:02:29.23 ID:eOOBDl4/o

 もう一度目蓋を閉じて、今度は映像の再生などはせず、
この目で最後にインキュベーターを見た日のことを回想する。

 数年悩んだけれど、美樹さんと巴さんを生き返らせる以上の願いを、結局見つけられなかった私。
以下略



49: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:04:14.14 ID:eOOBDl4/o

 でも、それは違う。

 全然終わってなどいない。

以下略



50: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:08:14.96 ID:eOOBDl4/o

 二人が死んで、魔法少女の契約という手段を失って、
あれから更に長い歳月が経った今。

 私はあなたたちみたいにはなれない。
以下略



51: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:09:30.11 ID:eOOBDl4/o
〜☆

 ざらざらした砂嵐が舞っている。

 空と雲は砂で濁っていて、太陽が赤と黄の混じった汚らしい色で遥か微かに火照っていた。
以下略



52: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 01:10:32.21 ID:eOOBDl4/o

 爆発した歓喜。

 だけど、長くは続かなかった。

以下略



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