7:ふもふも
2014/07/21(月) 04:43:21.96 ID:D8oQ5kWHO
  誰もいない教室は、がらんとしていて何となく物悲しく思えてくる。まるでそれは、今まさに自分が置かれている状況のようで、言いようのない不安が混み上がって来るのを抑えきれなかった。 
  
  伏せた視界が歪んでいく。 
  このままではいけないと、まるで逃げるように、つばさは駆け出した。 
  アイドルに憧れて、踊るのも歌うのも大好きで、これは自らが選んだ道なのだと自分に言い聞かせながら、つばさは走った。 
8:ふもふも
2014/07/21(月) 04:50:33.48 ID:D8oQ5kWHO
 とりあえず今回はここまで、また書いたら上げます。 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 08:02:43.26 ID:uBUOWatMo
 期待 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 12:04:43.97 ID:kqFFGVqhO
 支援 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 13:27:52.78 ID:F5OvIyUOo
 アライズの始まりか 
 期待 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 13:46:16.05 ID:8E492Nxlo
 期待 
 どこかで規制文字入りそうだし投稿はsaga(×sage)推奨しとく 
13:ふもふも[saga]
2014/07/21(月) 15:27:43.13 ID:XX0I88KEO
 支援に感謝です! 
  
 少し先に進めます 
14:ふもふも
2014/07/21(月) 15:30:34.89 ID:XX0I88KEO
      † 
  
  レッスンは直ぐに始まった。 
  合同レッスンや個別のレッスンは毎日続いたが、十名も候補生がいながら、ほとんど会話はなく、互いの事などほとんど知りもしないのは変わることはなかった。 
  
15:ふもふも[saga]
2014/07/21(月) 15:36:18.92 ID:XX0I88KEO
  3ヶ月も経てば、もう考える事もなくなっていて、それが普通なのだと言える程になっていた。 
  ただ、自分の心がすり減っていくのが分かることが何よりも辛かった。日を追うごとに、それまで感じていた不安や寂しさが次第に薄れていくのが分かり、孤独に鈍感になっていくのがはっきりと感じられた。 
  
  だが、何も悪いことばかりではなかった。 
  
16:ふもふも[saga]
2014/07/21(月) 15:37:46.51 ID:XX0I88KEO
  応援してくれる人がいる。それはつばさにとって何よりも励みになった。だからこそ、つばさは本当に心を失わずに済んだのかもしれない。 
  
  そんなある日、つばさに思わぬチャンスが訪れる。 
  
  日曜日の午前中、つばさは休日にも関わらず、職員から呼び出しを受け登校していた。 
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