12: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2014/07/22(火) 02:45:13.86 ID:HYyZ8GF2o
――――――
詩音「帰ってきましたか、お姉?」
魅音「………う、うん。ごめん」
詩音「別に謝るようなことではないですけれど……」
はぁ、と小さいため息ひとつついてから、詩音は話を再開する。
詩音「圭ちゃんに忘れられるのが嫌だって言うのなら、忘れられないようにすればいいんです」
魅音「忘れられないように……」
詩音「そうです。お姉は、圭ちゃんが卒業して離れ離れになってしまった人を忘れるような冷たい人だと思うんですか?」
魅音「そんな風に思ってるわけないじゃん!圭ちゃんは情に厚い人だよ!?」
詩音「ええ、私もそう思います。だけど、万が一ってことがないとは言い切れない。だからお姉は不安に思うんじゃないですか?」
魅音「……っ、それは……」
その通り、だった。
圭ちゃんがあたしの事を忘れるような人じゃないとは思ってるし、あたしも圭ちゃんの事を忘れるなんてことはないと思っているけど。
絶対とは……言い切れない。
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