過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
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47: ◆3LA52.EM5g[saga]
2014/07/27(日) 22:10:30.99 ID:AxlDLkZy0
 学園都市に施設を持つには土地を借りるためや何やらで都市側に払う莫大な費用がかかるらしいし、その割りには学園都市で販売できるわけでもなく、完成した製品を運び出すだけでもこれまた費用がかかる。明らかにメリットとデメリットが釣り合わない。
 キンジは知らないが現に学園都市と協力関係にある企業や都市は、そう言ったことを理由に学園都市内に研究施設を作ることは殆どない。あるとしても学園都市の技術をいち早く大元に伝えるための小規模な研究施設くらいだ。

 だが、殆ど陸の孤島と化している街のセキュリティーで人目を避け、その維持にかかる莫大なコストを度外視できるレベルの製品を作っている、そう考えればこの研究施設に意義が見出すことができる。

白雪「万が一、公的機関に依頼を調査して黒だったら会社が受ける被害は計り知れない──そう考えた専務は武偵校に調査を依頼することにしたんだって」

キンジ「なるほど……一応、話の筋は通っているな…」

 もしも本当に生物兵器が作られているとしたらほっておくわけにはいかない。この依頼を受けたアリアの判断は正しいだろう。

アリア「人数は最高でも10人以下を予定してるわ。リーダーは私。私たちバスカービルメンバーが潜入するとして逃走用の「足」と本部の連絡係、待機要員を他に集めるつもりよ。これで説明は終わり。判った?」

レキ「はい」

キンジ「久しぶりの任務だ。役に立てるかどうかはわからんが全力を尽くそう」

 うなづく2人。これでバスカービル全員の意思は一致した。

アリア「まずは問題の研究施設に乗り込むわ。その上で白なら良し。万が一黒だったらそれ相応の対処をしなければならないわ」

 と、なれば問題は学園都市に乗り込まなければならないことだ。あそこのセキュリティーは本当に凄まじい。
 以前、武偵校が追っていた元武偵の犯罪者が、学園都市に乗り込もうとし、逆に学園都市にコテンパンにやられたのは武偵校でも語りぐさだ。

アリア「さて、どうしたものか…」

理子「と〜こ〜ろ〜で〜キーくーん?武偵校にいない間、レキちゃんと何があったのか根掘り葉掘り聞かせてもらいたいんですけどね〜」

キンジ「何って…何も無かったけど?」

アリア「…………あんた何で目を逸らすの」

キンジ「何言ってんだよ。何も無かったよ」

理子「レキちゃんどうだったの〜」

レキ「……」

キンジ「なんでそこで無言っ!?」

白雪「私はキンちゃんのことを信じるよ!!キンちゃんのこと……」

キンジ「いやいやいや!何も無かったからな!!本当だからな!な、レキ!」

レキ「………………」

キンジ「だからなんでそこで無言っ!?」

アリア「あんたねぇ………………私たちが心配していたときに何やってたのよ…………」

キンジ「えっ…………」





 何が割れる音やら何が倒れる音やらが錯乱する部屋のベランダに腰掛けながら、玉藻は呟いた。

玉藻「あやつももうちょい女子(おなご)の扱い方に慣れてもらわんとな……前の遠山侍みたいに……。いっそ1日での連続の逢い引きでもさせてみるかのぉ──」




キリト「えっきし」


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