過去ログ - 妖精「あんな鎮守府、こんな鎮守府」
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22: ◆uFoFHa94Qc[saga]
2014/07/27(日) 00:12:27.57 ID:S7hHhaGbo
提督「ごめん。ありがとう」
浜風「? 変な人。それでは」
浜風が配属の報告を終え出て行ったこの部屋に、もうあの姿はない。
あの思い出も、空気も、なにもかも。
求めていた一部である彼女がきたところで
胸に空いた孔は窄まることを知らず、それどころか勢いを増して拡がり続ける。
提督「翔鶴」
翔鶴「はい、ここに」
提督「……その、なんだ」
翔鶴「……」
提督「……」
翔鶴「お疲れ様でした。どうぞ、お休み下さい」
ばつの悪そうな顔をした私はどれだけ醜悪であっただろうか。
そんな顔から目を背けず見つめてくれた彼女は察したのか、労いの言葉を掛けてくれた。
あぁ、私は幸せだ。本当に。
少しだけ、ほんの少し。孔が窄まった気がした。
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