15: ◆R3w6VC0mCvpW[saga]
2014/07/28(月) 20:38:05.89 ID:/A4b8bPJ0
──8月29日
にこ「夏休みの宿題が終わらないにこぉ……」
真姫『そんなことを私に電話してどうするのよ』
にこ「真姫ちゃんって、頭良いのよね?」
真姫『二歳も下の中学生に勉強教えてとか言わないわよね?』
にこ「可哀想なにこを救って欲しいにこ〜。まるっとラブニコ☆」
真姫『すっごい余裕あるみたいだけど……』
にこ「全然余裕がないのよ。宿題が終わらなくてシフトの方変えて貰って、それでも終わらなさそうなの」
真姫『もう少し早くから計画的にやってれば良かったでしょ?』
にこ「お叱りは後で全部受けるから!」
真姫『嫌な事を後回しにするから今みたいに困るんでしょ』
にこ「先生の心象悪くして一人しかいないことを理由にアイドル研究部を剥奪される訳にはいかないのよぉ」
真姫『……はぁ〜。にこちゃんは本当に頼りにならないわね。仕方ないから今から言う通りに家まできなさい』
にこ「ありがとう! さっすがにこのマッキーにこ♪」
真姫『マッキーってなによ。変なこと言ってないできちんと道順覚えなさいよ』
──30分後 西木野邸
にこ(……予想以上に大きい。これはプライドが高ければ普通に自信なくすわね)
真姫「迷わずこれたのね。にこちゃんのことだから一時間くらい迷うんじゃないかと思ってたけど」
にこ「今の私に迷ってる時間はないの!!」クワッ
真姫「すごい理由ね。まぁ、いいわ。入って」
にこ「ありがとう、お邪魔します」
──真姫の部屋
真姫「ほら、ケーキも持ってきたあげたから。糖分摂取しなさい」
にこ「にこぉ〜」
真姫「冗談かと思ったけど、本当に私が教える破目になるなんて」
にこ「……にこぉ」
真姫「今まで授業中に何をしてたのよ」
にこ「」
真姫「いつまでも凹んでないで食べなさいよ。紅茶が冷めるわよ」
にこ「……終わるかなぁ」
真姫「今のペースじゃ終わらないんじゃない」
にこ「にこの全てを掛けて終わらせるわ」
真姫「その前ににこちゃんが終わりそうな予感するけど」
にこ「甘いわ! 夢が掛かっている場面で、にこは決して諦めない!」
真姫「大事なのは決意じゃなくて結果よ」
にこ「……にこぉ」
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