323: ◆nv1kPr3aqINd[saga]
2014/09/15(月) 21:07:48.00 ID:rWHPqgck0
◇◇
ことり「ふっ……んぁ……んちゅ……ちゅ」
花陽「んっ、はぁ……こと、りちゃ……」
背後にある硬い壁、それに頭がぶつからないように優しく花陽ちゃんの手に包まれる。身体はほとんど花陽ちゃんに預けて、というか私は突然すぎる状況の連続に何も出来ないから預けざるを得なかった。――花陽ちゃんは飢えた時にエサを与えられたかのように、私の唇を奪ってきた。普段の花陽ちゃんにはない力強さだったが、その力強さはなんだか空回りしている、そう感じた。
口腔に舌が侵入してくると、今まで経験したことのない他人の力というものを思い知った。どこを攻められるかわからない、そんな恐怖と私の期待が入り混じったものが不思議で仕方が無かった。
花陽『穂乃果ちゃんのことが好きなんだよね……?』
決死の告白であったろうことに私は何も言えないで居たが、ほとんど間を入れずに花陽ちゃんはこう言った。突然の質問に鼓動も早くなって、目のやり場もわからなくなった。本当に突然、穂乃果ちゃんの名前を出されたから。
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