過去ログ - ハルトマン「渚にて」
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11: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/01(金) 20:55:40.07 ID:/8LqzrKnO
今日はここまでです。
今更になりますが多分鬱展開なので注意して下さい。



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/01(金) 20:58:21.11 ID:6KCG63ts0

ストパンの鬱は心惹かれるものがある


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/01(金) 21:19:33.73 ID:AZFl0iYZ0

期待してる


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/01(金) 23:34:34.28 ID:Uohqh6+ZO

期待して待ってるよ


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/02(土) 00:03:47.02 ID:B66lyEzI0
娘typeのエーリカ&ウルスラの絵よかったね


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/04(月) 17:38:25.84 ID:iGZBjhfrO

ニパなら生きてそう


17: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:36:42.33 ID:7YXMVe5HO
――――


ふと、意識が現実に引き戻された。

以下略



18: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:37:15.97 ID:7YXMVe5HO
はやる気持ちを抑えて、かすかな音を頼りに発信源を絞り込む。
音が大きくなるにつれて、私の期待も少しずつ膨らんでいった。
……ん、この辺りだな。

たどり着いたのは、おそらくパン屋か洋菓子店だったであろう小さなテナント。ドアには鍵が掛かっているけど、店先のショーウィンドウが粉々だから、出入り出来そうだ。
以下略



19: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:38:07.74 ID:7YXMVe5HO
バックパックから懐中電灯を取り出して、周りを照らしてみる。
床も天井も柱も木造の、優しい感じのする造りだ。熱線のせいで炭化してるし、ホコリまみれだけど。
床に転がってる小さくて黒いのは……もしかして、パン?

店の奥には、大きなオーブンやミキサーがそのままの姿で残っている。小麦粉や砂糖が無いか探して見たけど、見当たらないなあ。
以下略



20: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:38:37.35 ID:7YXMVe5HO
2階はここの店主とその家族が使っていたであろう居住スペースになっていた。風で部屋中が荒らされ放題なこと以外は、ごく普通の家だ。

「もしもーし」
やっぱり反応なし。でも、あの音はまだ鳴ってる。もしかしたら動物か何かかもしれない。
それで十分だ。とにかく他の生き物の温もりを感じたい。
以下略



21: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:39:28.37 ID:7YXMVe5HO
西に傾いた太陽の日が差し込む寝室には、キングサイズのベッドがひとつ。遺体は見当たらない。空襲警報を聞いて、店そっちのけで防空壕に避難したのかも。
クローゼットに納まっていた服は、どれも私には大きすぎるか小さすぎるかのどっちかだった。これから冬になるし、手頃なサイズがあれば拝借しようと思っていたんだけど。

さて、本命の音の原因を突き止めないと。
ベッドの下にはいない。
以下略



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