32: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/08(金) 22:29:31.43 ID:WatJhINuO
この料理(なんてほどのもんじゃないけど)、とりあえず小麦粉と水と油さえあれば作れるし、お手軽でお腹も膨れる革命的ご飯だ。
外はかりっと、中はふんわり。『リベリオンドッグ』の衣みたいな食感で、おやつ代わりにも最適。ルッキーニは喜んだかもしれないな。
私はこれのことを『ウィートポテト(小麦粉イモ)』と呼んで重宝している。揚げたときの楕円形がイモみたいなのと、せめて名前だけでもイモを味わおうという無い物ねだりが由来。
で、今日はこいつにチョコを浸けて食べるつもり。
33: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/08(金) 22:32:37.97 ID:WatJhINuO
「いただきまーす!」
まずはウィートポテトをプレーンで。
さくっ、と軽い音が口いっぱいに広がる。
ほんのりと甘い油が噛む度に溢れてきて、疲れた体に染み渡っていくみたい。
34: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/08(金) 22:38:54.37 ID:WatJhINuO
今回はここまでです、少なくてすみません
ウィートポテトの名前は適当です
正式名称がわからなかったので……
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/09(土) 14:02:00.55 ID:6Vvnau5Eo
おつやで
36: ◆os0EtCPvIM[sage]
2014/08/13(水) 20:08:13.30 ID:KzChxCUDO
今更ながら、スレタイは「渚にて」よりも
「優しく雨ぞ降りしきる」のほうが良かったかもなぁ
インパクト的にも内容的にも
更新はちょっと遅れます、申し訳ない
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/13(水) 20:53:35.65 ID:6FNf98Ggo
黒い雨かな??
まってる
38: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/19(火) 22:31:43.41 ID:4LyFGn8UO
ご飯を食べ終わる頃には太陽が完全に沈んで、辺りには暗闇が広がる。電気が通っていない屋内も同じく真っ暗だ。
発電機以外の電源が無いから、夜間の光源は蝋燭と懐中電灯だけ。といっても特にすることは無いしロウや電池がもったいないから、普段は暗くなったら眠るようにしてる。
まあ、ある意味では願ったり叶ったりかもね。
部屋に潜ってベッドに潜り込む。
39: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/19(火) 22:32:24.14 ID:4LyFGn8UO
――
突如、基地内に空襲警報のサイレンが鳴り響いた。同時に、空気を切り裂く轟音が窓ガラスをかたかたと鳴らす。
何事かと思って外を見るために窓ガラスに近付くと、トゥルーデは私の首根っこを掴んで「窓から離れろ!」と引きずり倒した。
40: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/19(火) 22:32:57.52 ID:4LyFGn8UO
……どれくらい時間が経っただろう。
ふと目を覚ますと、私は地面に寝そべっていた。真っ赤に染まる空の他には何も見えないし、聞こえない。
どうしてこんなとこにいるんだっけ。
あれ? そういえばトゥルーデは?
41: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/19(火) 22:34:20.10 ID:4LyFGn8UO
ここからは人によっては不快に思う表現が多くなります、多分
注意して下さい
42: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/19(火) 22:35:12.14 ID:4LyFGn8UO
原型をとどめないほど粉々に破壊された基地。
背後に広がる山々は緑の影も残さず、真っ黒に焼き尽くされていた。
自動車や戦闘機は軒並み横転し、時々大きな音を立てて火を吹く。
太陽が落ちてきたみたいにどこもかしこも燃え上がり、炎で埋め尽くされたロマーニャの街。
どこからか、『何か』が焼ける臭いが漂ってくる。
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