過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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22: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:33:03.66 ID:wtQIWKT/0
「んで、なんで由比ヶ浜はこんなとこに来てんだよ?」

「んーとね、飲み物買いにここの側を通ったら、ヒキガヤくんが見えたから」

見えたからなんだ。
まさか、俺を発見したからというただそれだけの理由で、わざわざ話しかけに来てくれたの?
そういうのは、つい勘違いしてしまいそうになるから勘弁していただきたい。

「そうか。ま、俺は一人で居ることが嫌なわけではない……っていうか、むしろ好きだから、気にしないでくれ」

そう。これでいい。
高校生活に、ほんの僅かな期待を抱いてしまった自分が間違っていたのだ。

「でもほら、こんなとこで一人でお昼食べてたら、ずっと誰とも話せないままだよ? 友達作る作らないは個人の自由にしてもさ、やっぱある程度話せる相手くらいはクラスに居た方が良いと思うっていうか……」

「い、いや、誰とも話せてないわけじゃないから! 『もしよかったら、お昼ご飯一緒に食べませんか?』って声かけてもらったことが、先週一回だけあったし」

「ならその時一緒に食べれば良かったじゃんっ!」

いやいやいや、無理でしょ。
だって、俺に声かけてくれたジャージの人、滅茶苦茶かわいい子だったんだぜ?
俺は養われる気はあっても、慈悲や同情や憐れみを受けるつもりはない。

それにほら、あまりにも優しい美少女だったもんで、思わず告白してしまい振られた挙げ句そのことをクラス中に言いふらされ俺の高校生活が終わる未来が見えてしまい、つい距離を取ってしまった。
……やっぱり振られるのかよ。



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