過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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5: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:36:13.08 ID:wtQIWKT/0
「単に早く学校へ行きたいだけなんだけど」

「いつも遅刻すれすれだった八幡がこんなこと言うなんて……。明日は槍でも降るのかしら」

「お兄ちゃんのことだから、どうせ三日坊主で終わるんじゃないの?」

いつの間にやらひょっこり現れた我が最愛の妹に、そんな突っ込みを入れられる。
だが───

「残念だったな小町。三日坊主じゃなくて一日坊主だ」

「は? 何それ?」

「今日はちょっとしたプランがあるんだよ。だから早く登校するのは今日だけだ」

「ぷらん?」

「作戦だ、作戦。題して、“ピカピカの一年生・友達十人できるかな!?大作戦ッ!!”」

「…………」

「…………」

……おい。
二人揃って、そんな哀れみの視線を向けてくんな。

「八幡、あんた熱でもあんの?」

失敬な。
仕方がない、作戦の概要を説明してやろう。

「俺が大勢の中にいきなり混じっていけるわけがないのは、既に分かりきっている。だからまず、自分が教室に一番乗りすることが第一目標だな」

「まぁ、確かにお兄ちゃんの方から皆の輪に入ってくのはハードル高いもんね。それで?」

「だからな、俺が一番乗りしておけば、二番目に教室へ入ってきた生徒の方から挨拶をしてくれるはずだろ? それに対し爽やかに挨拶を返せれば、ファーストコンタクトは完璧なはずだ」



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