過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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55: ◆SnKC1m7x8.[saga]
2014/08/02(土) 21:31:53.59 ID:wtQIWKT/0
「そういえば、あなたの名前を聞いていなかったわ」

「比企谷八幡だ」

「変わった名前……失礼。比企谷君、二度もあなたを巻き込んでしまってごめんなさいね」

「ごめんも何も、おまえが悪いわけじゃないと思うけどな。まぁ、なんつうの。由比ヶ浜はちゃんと保健室まで運んどくから、後のことはもう気にしなくて良いぞ」

「そう、ありがとう。これからの昼休み、私は大体この空き教室に居ると思うから、もし何かあったらここに来て頂戴」

「おう」

そう言って、雪ノ下は去っていった。
昼休みにこんな空き教室に居る予定ということは、あいつも俺と同類なのだろうか?
もしかしたら友人と連れ立ってここで昼食にするつもりなのかもしれないが、何となくそれはないような気がした。
ぼっちとぼっちは惹かれ合う運命に……ないな。





単純スペックなら県下指折り、知略謀略武勇容色に優れ、性格は冷静沈着にして悪辣非道。
ついでに常勝無敗で極度の負けず嫌い。
勝負ごとにおいては暫定最強。
そして、寄る辺がなくとも一人で立ち続ける、崇高なる孤高の存在。

この時点の俺には知る由もないことだが、それが雪ノ下雪乃という人物であった。



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