過去ログ - 貴音「月光Cage」
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12: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:41:18.36 ID:gz+5vwBbo
P「…………」

小鳥「プロデューサーさん……」

悔しいが、この男の言うとおりだった。ここで黒田を告発したところで、なんの解決にもならない。

落ち着いて考えるためにもひとまず頭を整理する。

要するにこの男は貴音の身辺情報を探っていたのだ。貴音はようやくアイドルとしての軌道に乗り始めたというところだった。そのアイドルの、謎に包まれた過去……なるほど、そういった類の記者にとっては格好のネタだろう。

黒田「まぁ絶対、というわけじゃないが……俺の読みでは十中八九、彼女はその村に帰ってるね」

P「……どうしてそんなことを俺たちに教えたんだ?」

黒田「うん?」

P「あんたが俺たちにその情報を教えて、いったい何になる?」

黒田は短く口笛を吹いた。

黒田「なかなか目ざといね。話が早いや。交換条件ってやつだよ」

P「交換条件?」

黒田「こちらはあんたに村の情報を教える。いや、なんなら一緒に村まで連れて行ってやってもいい。代わりにあんたから、四条家の人間に口をきいてほしいのさ」

P「仲介役をしろってことか?」

黒田「調べてみたら、四条家というのはその村の元締めのような役割をしているらしい。俺みたいな人間が一人で行ったところで追い返されるのが関の山だろうと思ってね」



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