過去ログ - ほむら「夢は終わらない」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 22:18:38.42 ID:0Xe9k2eb0
ほむら(こ…、ここは…?)


目が覚めたほむらの視界に入り込んできた光景は、見慣れない天井だった。
どうやらベッドの上で寝ているらしい。身体を起こし周りを確認する。
簡素なベッドが二つ並んでいる。壁際の本棚には見慣れない字が書かれた背表紙
の本が並んでいた。床も壁も全て木が材料らしく、木の匂いが鼻腔をくすぐる。


ほむら(一体…どこなのかしら)


テレビも、照明器具もない。
代わりにテーブルの上と壁に設置しているキャンドルスタンドの蝋燭が優しい光を
放っている。


ほむら(私は…、時間遡行中に確か、穴に吸い込まれて…それから――)


そこまでの記憶しかなかった。


ほむら(それに…)


ほむらは自分の体を見る。
いつも時間遡行を終えた後はパジャマ姿だったが、今は魔法少女の姿のままだ。
誰かが手当てをしてくれたのだろうか、包帯が巻かれていた。


ほむら(この部屋にいるのは自力で?それとも誰かが運んでくれた…?)


あまりにも情報が無さすぎる。とりあえず外に出てみよう、とベッドから出ようとした
その瞬間、ドアをノックする音が部屋に響く。


ほむら(……!)


ノックの音に思わず警戒し、体を硬直させ音がしたドアを見つめる。
ドアノブが下がり、ドアが開かれた先にいたのは見知らぬ金髪の青年であった



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