過去ログ - いーちゃん「魔法少女?」哀川「そうともさ」
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216: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/08/18(月) 01:54:05.09 ID:Q+qLIe+SO
あれから数週間が過ぎた。
さやかちゃんが魔女になってからあっという間、と言う表現がぴったりな程過ぎ去った。
あれから彼女を見てはいない。 
情けない話、僕は逃げ出してきたからだ。
だって僕魔法少女じゃねぇもん。
どちらかかっていったら狼少年だもん。

「…マミちゃん、大丈夫?」

僕は先程から震えているマミちゃんに声をかけてみる。 
ここ数日ずっとこんな調子だ。

「大丈夫だよ、お兄ちゃん」

そう言って無理に笑う。
どうもそうは見えないんだけど。

「…ワルプルギスの夜…だったね」

史上最悪の魔女。
結界を貼る必要がないほど凶悪で。
地震が破壊していることすら気付かない。
その影響力は自然災害と揶揄される。
どうも現実味がない話だ。

「…大丈夫…皆がいるから」

強いね。
僕だったら今すぐにでも逃げ出すよ。
口には出さないがそう思う。
だって史上最悪の魔女だろ?
勝てる訳が無い。
フラグとかじゃなくて。

「そうかい」

さやかちゃんの事はマミちゃんには言っていない。
きっとマミちゃんなら我慢できずに吐き出してしまうだろうから。
今まで溜め込んだものを。
正気を保っていられないだろうから。

「…杏子ちゃんと…ほむらちゃん…だっけか」

あの二人がとマミちゃんが居るなら結構いい感じに事が進みそうだ。
勝てなくても善戦するんじゃないか?
まぁ僕は相変わらず傍観者だけどさ。

「…そうだね、心強い…かも」

僕には彼女の気持ちはわからない。
きっと彼女の気持ちがわかるとしたらそれは同じ魔法少女だけなんだろう。



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