過去ログ - 白井「わたくしたち、同じ風紀委員の仲間なんですから」
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◆2GvXWu0WPw
[saga]
2014/08/08(金) 07:22:00.59 ID:BqCXKRBn0
白井は初春を一瞥すると緑の腕章を取り出し、
「初春。警備員への要請と、怪我人の有無の確認。急いでくださいな!」
「は、はいっ!」
白井はベンチの背もたれに足をかけ、腕章を袖口に括りつけながら颯爽と道路へ飛び出した。
幸い、爆発のショックで走っていた車はすべて停まっており、二次災害を恐れたドライバー達が車を離れ始めているほどだ。
初春も携帯を取り出して、早速警備員へ応援要請の連絡を始める。
美琴はといえば、改めて後輩たちの仕事ぶりに感心しながら、同時にいてもたってもいられなくなり走って行く白井を呼び止めていた。
後輩の力量を認めていながら、それでもどこかに不安があったのかもしれない。
助けになれるかもしれないと思ったのは、美琴が超能力者であるがゆえだ。
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