過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/08(金) 02:50:13.24 ID:h8tIGj4X0
「わわ、学園長への暴力は禁止だよ!」

「ふざけてないで、ここから出してよ!」

 ことりの言葉を受け、モノクマの目から光が消える。同時に、警告音のような甲高い音がモノクマの体内から鳴り出した。

「え、な、何?」

「ことりちゃん、投げて! 何か、嫌な予感がする!」

 穂乃果の言葉に、ことりは重そうなモノクマを力一杯放り投げる。

 瞬間、聞こえたのは爆音だった。耳を劈く轟音と共に、モノクマの体内から赤い光が漏れ四肢に混じり体内の綿があちらこちらに飛び散る。そこまで威力がないのか規模こそ小さいものだったが、至近距離で受ければ人間一人等ひとたまりもないだろう。

「ことり! 大丈夫?」

 爆発が止み、うずくまっていることりの元へ皆が集まる。にこが声をかけると、ことりは涙を目に貯めながらこくこくと頷いた。爆風の際に破片でも飛んだのか、腕にうっすら傷がついているがそれだけである。ことりの傍にはモノクマの黒い腕が燻りながら転がっている。

 穂乃果が声をかけなかったら、ことりもああなっていたかもしれない。四肢が弾け飛び虚ろな目をして地に転がることりを想像し、海未はこみ上げる吐き気を抑えようと口元を覆った。


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