過去ログ - ダンガンライブ! 希望の学園と絶望のスクールアイドル
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/07(木) 23:05:33.77 ID:kPTHYaiu0
 穂乃果が差し出した手に、皆が手を重ねていく。

 まず園田海未と南ことりが、先を争うように手を重ねた。この二人は穂乃果のことになると、どうにも周りが見えなくなるきらいがある。

 西木野真姫、星空凛、小泉花陽の一年生組がそれに続く。

 絢瀬絵里、東條希が手を重ねたのを見て、最後ににこが皆の頂点に手を置いた。部長という立場か一番病患者か、何だかんだと言ってもにこの好きなものは頂点である。

 お決まりの文句を皆で言い、手を掲げる。皆が笑っていたので、緊張を押し[ピーーー]ように、にこも笑う。

「ラブライブ、絶対勝つわよ」

「当たり前やん、ウチ達には勝利の女神が付いてるんやから」

 希とそんな軽口を言い合いながら、にこはステージに向けて駆け出した。



 筈だった。袖からステージに一歩踏み入れた瞬間に感じたのは、どうしようもない違和だ。

 眼前の景色が歪み、世界が反転し立っていられない程に足元がふわつく。泥酔したサラリーマンのような気分に、吐き気を覚える――無論にこは酒など飲んだことはないのだが。

 徐々に黒が占めていく視界の中、にこは仲間を、 μ'sを見ようと必死に目を凝らす。

 しかし、それを捉えることは出来ず、にこの意識は闇の中へと沈んでいくのだった。


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