過去ログ - 【オリジナル】SPECIAL district No.10
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/10(日) 19:07:39.88 ID:NvNg2o5sO
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「…終わった…ぞ、ハァ…ハァ…」


阿智「ありがとうございました、ではこちらが報酬になります」


約束の金額を記入された小切手を、そのヒーローは泥と血に汚れた指先でうけとった。


「…ああ」


対戦相手のマシーンはというと

粉微塵とはいかないまでもアームのいくつかを引き千切られて畑のど真ん中で沈黙していた。


「くそっ!ちくしょう!ふざけやがって!この!この!!」


「こらっ!大人しくしろヴィランが!」


その操縦者だった男は、無力なまでに警官に押さえつけられ手錠とともにパトカーに押し込められていた。

それはそれはひどい恨み言を吐き散らしながら


阿智「……パワーのためにクビになって、そしてパワーによって逮捕される…か」



もしかしたら、彼もそのサイエンスパワーたる頭脳のためにクビになったのかと思うと…


なんて、それで何かを考え感傷に浸る段階は

この阿智という男はとっくの昔に済ませていたのだった。


他人なんぞの生活よりも、自分の明日のおまんまが余程大事なのであった。




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