過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」
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970: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2015/06/21(日) 18:10:28.44 ID:B7oNwt+N0



そう言う早苗さんは、笑顔ではあったがどこか哀愁を感じさせた。
もしかして、警官だった頃に少し心残りがあるのだろうか。



早苗「この歳でアイドルってやっぱりキツいのかしら……いや、まだ大丈夫…よね」



どうやら違うようだった。



早苗「というか、比企谷くんあたしがデレプロに入ったの知ってたのね?」

八幡「……」 ぎくっ

早苗「知ってたんなら会いに来なさいよ! なに? あたしの事避けてたわけ?」



避けてました。そらもー避けてました。いや昔の知り合いとか出来れば会いたくのが普通じゃないの? 俺がおかしいの?

しかし、新しい所属アイドルのリストの中に早苗さんの名前見つけた時は度肝を抜かれたもんだ。だって昔お世話になったお巡りさんがアイドルになってるんだよ? 驚くってレベルじゃない。出来るだけ会わないよう会わないよう気をつけていたが、まぁ、いつかはこうなるとも思っていた。



八幡「あん時はお世話になりました」

早苗「何その今更な挨拶。……まぁいいわ。こうして会えただけでも何かの縁でしょ♪」



俺の首へ腕を回し、上機嫌にビールをあおる早苗さん。
いや、だから色々と当たってるんですが……!

身を捩って、なんとか拘束を抜けようとする。


この人は昔からこうだな。こっちが嫌がる素振りをしても、全く気にせずに絡んでくる。
当時の俺はこの人のそんな所が本当に嫌いで……同時に、羨ましいと、少しだけ思っていた。



ちなみに初めて会ってから一年くらいで早苗さんは異動になり、千葉を去っていった。後に俺の中でこの一年間を『ぼっちと駐在さんの365日戦争』と名付けられる事になる。だってこの人、街で会う度に絡んでくるんだもんよ。





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