8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 20:33:09.46 ID:Rrtr/L4l0
…………
勇者「あの時の俺は泣き言しか言ってなかったな……」
僧正「仕方がないでしょう、まだ年端も行かぬ少年に勇者の使命は重すぎました」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 20:46:11.18 ID:Rrtr/L4l0
勇者「……っと、すまない…僧侶の前ではつい愚痴ってしまうな」
僧正「いいえ、私にしか話せないのでしょう?幾らでもお聞きしますよ」
勇者「………ありがとう」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 21:04:33.87 ID:Rrtr/L4l0
………
賢者「そろそろ来ると思っておったぞい勇者」
勇者「ああ、王家直属の国家魔導師のお前が継承の儀の主任だろうと思ったからな、どうなんだ?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 21:25:39.11 ID:Rrtr/L4l0
勇者「一応確認しておくが……俺は元の世界へと戻されるって事で良いのか?」
賢者「そうじゃな…勇者が居た世界と、この世界を繋ぐ扉を開く時、勇者の中にある加護の力を使わねばならん」
勇者「……つまり?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 21:46:29.24 ID:Rrtr/L4l0
勇者「……さて、聞きたい事は聞いた、そろそろ行くとするよ賢者」
賢者「……本当に一人で行く気か?」
勇者「ああ」ガチャ
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/13(水) 22:15:19.01 ID:Rrtr/L4l0
……数日後、魔王の居城。
勇者「……………」コツコツ
14:ちなみに魔王さまは女
2014/08/13(水) 22:32:20.69 ID:Rrtr/L4l0
魔王「西の国の百年物の酒だ、手に入れるのに苦労した」キュッ
勇者「…………」
魔王「……案ずるな、奪った物ではない…ささやかではあるが人間と魔族も交易なりなんなりを行っているからな、これはそこから買い付けたものだ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/08/13(水) 22:49:12.90 ID:Rrtr/L4l0
魔王「………さて、何から話すべきかな…」
勇者「……下らん話を聞きにここに来た訳ではないぞ、魔王」
魔王「ならば国へ帰り、ただ運命に従い元の世界へと帰還するのか?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/08/13(水) 23:05:12.90 ID:Rrtr/L4l0
勇者「……呪い?」
魔王「勇者の加護の事だ、それはある意味呪いといって差し支えなかろう、人としての運命をねじ曲げ、生き地獄へと落とす最低のな」
勇者「…………」
17: ◆TDMjmouVqg
2014/08/13(水) 23:06:45.90 ID:Rrtr/L4l0
ねる(´・ω・`)大して長くはならんなこれ、じゃね
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/13(水) 23:08:12.51 ID:9YGW8/8Go
乙
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