過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
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2014/08/19(火) 00:58:52.21 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「ダメじゃないですか! しっかり規則正しい生活をしないと体調崩しますよ!」
結衣先輩は頭を掻いた。
結衣「うん、そうだよね。ありがとう、心配してくれて」
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2014/08/19(火) 01:00:23.20 ID:6oJFiQZgo
結衣「私作るから、まあゆっくりしててよ」
ちなつ「私も手伝います!」
結衣「大丈夫大丈夫、一人で作れるよ……あはは」
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2014/08/19(火) 01:03:16.84 ID:6oJFiQZgo
その後、二人で居間でゆっくりした。
私は漫画を読んで、結衣先輩はゲームの続きをやっていた。
しばらくその時間が続くと、私は時計が気になってきた。
午後四時だった。
さすがに二日連続で外で食事をしてくるのはまずかった。
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2014/08/19(火) 01:06:20.93 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「あの、結衣先輩は私のこと、どう思ってますか?」
結衣「どうって……とっても仲のいい後輩だと思ってるよ」
結衣先輩はそう言って笑う。
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2014/08/19(火) 01:08:08.97 ID:6oJFiQZgo
結衣「今のままじゃ、どうしてもダメなの?」
私にはその言葉の本意が理解できなかった。
私は結衣先輩と恋人同士になって、これまでできなかったいろんなことをしたい。
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2014/08/19(火) 01:10:23.28 ID:6oJFiQZgo
なぜか、振られたという実感がわかなかった。
振られた事実そのものというより、結衣先輩の口から否定的な言葉が出た、そのことにショックを受けていた。
結衣「でも、ホントに気持ちは嬉しいから。これまで通り、仲良しでいようよ」
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2014/08/19(火) 01:13:02.91 ID:6oJFiQZgo
結衣「ちなつちゃん……?」
ちなつ「はい?」
結衣「……ホントに、ごめんね」
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2014/08/19(火) 01:15:01.72 ID:6oJFiQZgo
その後、どんな顔をして結衣先輩の家を出たのだろう。
はっきりと覚えていないが、笑っていなかったことだけは確かだった。
なぜなら、心がこんなに塞いでいるのだから。
家に帰るとお姉ちゃんは既に大学から帰っていた。
居間で紅茶を飲んでいた。
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2014/08/19(火) 01:17:41.67 ID:6oJFiQZgo
予想もしない返答に、私は戸惑った。
ちなつ「どうして?」
お姉ちゃんは慎重に、言葉を選ぶように言った。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 01:19:35.74 ID:6oJFiQZgo
お姉ちゃんは紅茶を飲み干すと、
ともこ「酷い顔、してるわよ。残念だったわね」
それ以上お姉ちゃんと顔を合わせていられなかった。
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2014/08/19(火) 01:22:00.70 ID:6oJFiQZgo
『ごめん。振られちゃった。応援してくれてたのに、ホントにごめん。私涙が止まらないの。でもなんで泣いているのか分からない気がする。結衣先輩はこれまで通り仲のいい友達でいようって言ってくれたのに、それだけでも今は満足するべきなのに……。おかしいよね。ごめんね。変なメールになっちゃって。』
すぐに携帯電話のバイブレーションが鳴った。
あかりちゃんが電話をかけてくれたのだ。
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