過去ログ - ちなつ「blueはどこへ消えた?」
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2014/08/19(火) 01:29:13.04 ID:6oJFiQZgo
日が暮れるまでは長く、1分が1時間、1時間が10時間に感じられた。
私たちは帰り支度を始めた。
下駄箱で靴を履き替え、傘を差す。
京子「いや……実は今日傘持ってきてないんだよね」
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2014/08/19(火) 01:33:38.59 ID:6oJFiQZgo
京子「まあ結衣と相合傘するのなんて、私しかいないでしょ」
私は黙っていることしかできなかった。
京子「……あれ、ちなちゅが絡んでこない」
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2014/08/19(火) 01:36:27.20 ID:6oJFiQZgo
次の日も、また次の日もごらく部は活動していたが、私の調子は変わらなかった。
いや、少しずつ、気分が塞いでいっているような気もする。
このままだと、私、どうなっちゃうのかな――。
その日も私はお茶を淹れ、机に突っ伏していた。
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2014/08/19(火) 01:42:02.85 ID:6oJFiQZgo
私のごらく部での役割を考えてみた。
これが、笑ってしまうほど少ないのだ。
お茶を入れることぐらい。
私がごらく部に存在していなければならない理由は、それくらい。
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2014/08/19(火) 01:43:32.50 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「え……そんなの、嫌です」
そんなことをしたら――結衣先輩と会えなくなる、いや。
さっき結論を出しかけたじゃないか。
ごらく部をやめると、結衣先輩と距離を置くと。
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2014/08/19(火) 01:45:17.27 ID:6oJFiQZgo
思ってもみない結衣先輩の言葉に、頭を金づちで殴られたような衝撃を受けた。
結衣「せっかくのごらく部の楽しい時間が、ちなつちゃんのぶすっとした顔で台無しになるんだよ。ちょっと考えたことある? ここにいるとき、自分がどんな顔をしてるのか」
結衣先輩は自分の鞄から手鏡を取り出し、私に押しつけるように手渡した。
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2014/08/19(火) 01:47:29.58 ID:6oJFiQZgo
ちなつ「――わかりました。でも、少しだけ考える時間をください」
今日は金曜日だった。土日は活動は休みなので、次の活動日は月曜日だった。
ちなつ「月曜日に、答えを出してきます。――あの先輩、今日はもう帰りますね」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/19(火) 01:49:50.13 ID:6oJFiQZgo
翌朝、お姉ちゃんに揺さぶられて目が覚めた。
九時だった。
ちなつ「もう何よ、お姉ちゃん」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/19(火) 01:52:21.08 ID:6oJFiQZgo
すいません寝ます
続きは明日の朝から昼ごろに
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/19(火) 02:08:35.74 ID:05qK5BTF0
楽しみにしてます
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/08/19(火) 04:12:06.16 ID:JL04r27+0
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