過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:45:10.28 ID:kpdyAUcAO
憲兵隊の特殊工作戦車・ケニにサンドージュを積み込み、部下に後のことを任せた二人。
これから彼はスガモ・プリズンのケンペイ収容施設に収監され、モータルに悪事を働けぬようカラテを簒奪されることになるだろう。
インガオホー。そう呟いたマリダの眼差しは、彼ではなく夜空の砲口めいた月に向いていた。
少女の果てた夢を追う、哀れな大人の女性の瞳。
そんな彼女に見つめられた四国の月は、ショッギョ・ムッジョとその人生を嘆いたように見えた。
直後、あきつ丸の懐に微振動が走る。
携帯端末に浮かび上がる相手の名前に、あきつ丸の顔は驚愕に彩られた。
マリダ「……ドーモ、マリダです」
『ドーモ、マリダ=サン』
『スネークハンドです』
マリダ「…………」
彼女は眠らない。
戦うべき敵がいるかぎり。
護るべき者がいるかぎり。
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