56:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 00:29:22.65 ID:57lCD6A/O
正真正銘、俺の声でサイウに話しかけた。
「申し訳ありません。
本当のことをお話ししますので、ドアを開けていただけませんか」
チェーンのついたドアを、女性はゆっくりと開けた。
「本当のことってなんですか。
さっきの人はどこへ行ったんです?」
「俺がキョガクさんに変化していました。
本物のキョガクさんは亡くなっています」
「亡くなった……?」
「俺の本当の名前は、はたけカカシです」
俺の名前を聞いたとたん、扉はまた閉まってしまった。
無理に押し入るのも気が進まないので、俺は諦めることにした。
どこか他の奴をあたろう、そう考えた時、チェーンのついていない扉が開いた。
「……中へどうぞ」
サイウが複雑な顔をして、こちらを見ている。
俺は五号室に招かれる事になった。
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