78:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/26(火) 01:08:13.23 ID:57lCD6A/O
「んー、あれだ。悪いのは全部ドウタクという男らしい。
中忍試験のときに観客として、木の葉へ潜り込んでいたんだ。
その男が色々と企んでいたみたいでね」
「ドウタクが、ですか」
「だから、ネイチは関係ないし、木の葉の内部に協力者はいなかった。
ちゃんとそいつらを呼び出して、協力者はいないと言っておいたよ」
「綱手様らしいですね。
本の出版に関してはどうなったんですか?」
「それも、ネイチは勝手に名前を使われていただけだと、木の葉は判断した」
「じゃあ、ネイチは」
「木の葉は追いかけはしないよ」
「ありがとうございます」
ネイチはあの本のせいで丑三つに帰ることは出来ないだろう。
だが、もう木の葉に追われることはない。
せめて、どこかであのサイウという女性と暮らしていけることを願った。
「礼はいらないよ。
だが、これで本当にいいのか?」
俺は窓の外を見た。
ポカポカの陽気に子供の声が混ざって、いかにも平和そうだ。
「もしかしたら、俺がドウタクになっていたのかもしれないですからね」
「お前が?」
五代目は短く笑った。
「心配すらな。お前なら大丈夫だよ」
ナルト達が居るからな、そう言って五代目は病室を出ていった。
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